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フィジーク優勝から年商億超えへ。猪原健斗の「馬車馬」戦略

更新: 2026年3月23日
PROFILE
株式会社フライハイト 代表取締役
猪原 健斗

フィジーク優勝から起業へ。資本主義の波に乗る「18歳の決断」

――まずは、これまでの経歴を教えてください。

猪原健斗(以下、猪原): もともとはビジネスの前に筋トレにハマっていまして、フィジークという競技で何度か優勝したんです。そこからスポンサーがついたり、アフィリエイトでサプリを紹介したりするようになり、18歳で個人事業主としてスタートしました。

――18歳で個人事業! そこからなぜ医療・福祉の道へ?

猪原: 当時は医療の学校に通っていたこともあり、貯まったお金で「このまま事業をやっちゃおう」と。ただ、闇雲に始めたわけではありません。ちょうどその時、似たモデルの会社が初めて上場したんです。その IR資料を読み込んで、成功している仕組みを全部引き抜きました。 「資格は持っているし、この通りにやれば自分でもできる」と確信して、愛知から店舗展開を始めたのがきっかけです。

「LINEは使わない」——圧倒的なスピード感と組織化の極意

――医療・福祉というと、現場が大変そうなイメージですが。

猪原: 僕は現場、事務、営業と、自分の業務を一つずつ手放していくことで組織を大きくしました。最後までやっていたのは「営業」です。単純に好きだったのもありますが、そこが一番のレバレッジポイントなので。

――猪原さんはInstagramも活用されていますが、独特なこだわりがあるとか。

猪原: 経営者仲間との連絡も、あえてInstagramのDMを使います。LINEだと事務的になりがちですが、 インスタのストーリーを通じて日常的に絡むほうが、コミュニケーションの密度が圧倒的に高まる からです。若いうちにこの業界に入ると「なめられる」こともありますが、逆に可愛がってもらえるメリットもある。そこを最大化する戦略ですね。

AI時代でも変わらない、最強の生存戦略は「馬車馬ロード」

――これから起業を目指す若者に、アドバイスはありますか?

猪原: 今はSNSで情報が溢れているし、15歳や16歳で商売を始める人も増えています。彼らは本当に羨ましい。でも、 絶対的に変わらないのは「ハードワーク」が付きものだということ です。

――「効率」よりも「量」ということでしょうか?

猪原: 30代になるとどうしてもスタミナが落ちます。20代のうちは、深夜まで週7日、 馬車馬のように働ける。 僕自身、初期の採用では「誰よりも働いている姿」を見せることで、年上の有資格者たちからの信頼を勝ち取りました。学生なら、何度失敗しても就活というセーフティネットがある。だからこそ、早いうちに「馬車馬ロード」を突き進んで、トライアンドエラーを繰り返すべきです。

今後の展望:260店舗の完全制覇とIPOへの挑戦

――猪原さんの「出口」はどこにあるのでしょうか。

猪原: 医療事業に関しては、市場の上限である260店舗までやり切りたい。そして、もう一つのエンタメ事業では、ベンチャーキャピタルから3億円の出資を受けて、IPO(新規上場)を目指しています。

結局、ビジネスは「どれだけ熱狂して動けるか」の勝負。誰かの人生のターニングポイントになれるような、そんな「大き将軍」のような存在を目指して、これからも走り続けます。

【編集後記】 

「上場企業のIRを完コピする」という冷徹な戦略眼と、「週7日深夜まで働く」という泥臭い根性。この両輪が揃っているからこそ、27歳での100店舗展開という異次元の結果が生まれているのだと感じました。「AIで効率化」が叫ばれる今だからこそ、猪原氏の説く「馬車馬ロード」という原始的な強さが、最も再現性の高い成功法則なのかもしれません。