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映像クリエイターからポーカー狂へ。「好き」を貫く生存戦略

更新: 2026年3月23日
PROFILE
ポーカーYouTuber
マサキング

「会社員は合わない」――YouTube黎明期に賭けたクリエイター時代

――まずは、マサキングさんのキャリアのスタートについて教えてください。

マサキング: 僕は大学卒業後、一度は広告代理店に入ったんですが、会社員という生き方が全く合わなくてすぐに辞めてしまいました。当時は2010年頃で、まだYouTubeも「HIKAKINさんの登録者が10万人」という黎明期でした。でも、これからは企業が動画でプロモーションをする時代が絶対に来ると思って、独学で映像制作を始めたんです。

――当時はまだ動画制作のライバルも少なかったのでは?

マサキング: そうですね。ミニマムな制作を請け負う会社が少なかったので、フリーランスとしてかなり重宝されました。法人化もして、ビジネスとしては非常に順調だったんです。

 

ポーカーという「沼」への転落。成功体験が狂わせた仕事への情熱

――順風満帆なクリエイター生活から、なぜポーカーの世界へ?

マサキング: 2016年頃、たまたま出たポーカートーナメントで4位に入賞してしまったんです。その時の成功体験が強烈すぎて、「仕事なんてしてられない、ずっと海外の大会に出ていたい」という状態になってしまった。気づけば、映像制作の仕事はどんどん疎かになり、ポーカーにのめり込む日々が続きました。

――まさに「ポーカー狂」ですね。そこからどうやって再起したのですか?

マサキング: 映像クリエイターとしての市場価値が下がりつつある中で、自分の「映像スキル」と「ポーカーへの情熱」を掛け合わせるしかないと思ったんです。それが現在のポーカーYouTuberとしての活動につながりました。今は登録者も5万人を超え、自分のメディアを持つことの強さを実感しています。

 

「自宅警備」と「メディア力」。AI時代に個を際立たせる方法

――現在は「育休中」で自宅の安全を守っている(笑)とお聞きしましたが。

マサキング: はい(笑)。今は朝に子供を送り出し、夜に寝かしつけるという「自宅警備員」としてのミッションが最優先です。でも、ただ家にいるわけではありません。メディアという「レバレッジ」を育てることで、自分の時間を守りながら稼ぐ基盤を整えています。

――これからの時代、若者はどう動くべきだと考えますか?

マサキング: 僕は「自由」が一番大事だと思っています。今の時代、YouTubeやSNSで影響力を持てば、いざという時に資金を集めることも、仕事を創ることも可能です。 大切なのは、AIなどのトレンドを使いこなしつつ、自分の好きな領域で「メディア」を持つこと。40代、50代になってから1から頑張るのは体力的にしんどいですから、若いうちに自分の価値を最大化できる場所にベッド(投資)すべきですね。

 

【編集後記】

「好き」を突き詰めすぎて一度は仕事を手放しかけたマサキング氏。しかし、そこで培ったスキルを捨てず、別の情熱と掛け合わせることで唯一無二のポジションを確立しました。「自由を守るためにスキルとメディアを磨く」という彼のスタイルは、組織に縛られず生きたい現代人にとって、一つの完成された「逃げ切り」の形と言えるでしょう。