コラム

志望動機の書き出しで採用担当者の心をつかむ5つのコツと例文!

志望動機の書き出しで採用担当者の心をつかむ5つのコツと例文!

「志望動機の書き出しが思いつかない」「毎回ありきたりな冒頭になってしまう」と悩む就活生は多いものです。志望動機の書き出しは、採用担当者が最初に目にする部分であり、選考通過を左右する大切なポイントになります。この記事では書き出しの基本構成から例文やNG例、業界別の選び方まで網羅的に解説します。

志望動機の書き出しは自分一人だと客観的に判断しにくいので、プロに添削してもらうと安心です。ビジョン図鑑のLINEでは無料で相談できるので、まずは気軽にLINEで無料相談してみてください。

志望動機の書き出しとは何か

書き出しは志望動機の第一印象を決める一文

志望動機の書き出しとは、応募書類やエントリーシートで最初に読まれる一文のことです。ここで採用担当者の興味をひけるかどうかで、その後の読まれ方は大きく変わります。

採用担当者は、毎日多くの書類に目を通しています。冒頭がありきたりだと、続きを流し読みされかねません。だからこそ書き出しは、志望動機全体の印象を左右する重要な要素なのです。

まずは「書き出しで結論を伝える」という基本をおさえてください。最初の一文で意欲や強みを示せると、読み手はその根拠を知りたくなります。

採用担当者が書き出しで見る3つの視点

結論からいえば、採用担当者は書き出しで「この学生は自社を理解しているか」を確かめています。企業研究の深さは、冒頭の一文にあらわれるからです。

具体的には、次の3点が見られています。

  • 自社への志望度の高さが伝わるか
  • 応募者ならではの視点や経験があるか
  • 入社後の活躍イメージがわくか

この3つを意識すると、書き出しの方向性が定まります。冒頭で志望度と自分らしさを示せれば、読み手の期待は自然と高まります。

書き出しと結論を一致させる大切さ

志望動機の書き出しは、結論と一致していることが欠かせません。冒頭で述べた主張と、後半の内容がずれていると説得力が落ちるからです。

たとえば「人の成長を支えたい」と書き出したなら、そのあとの経験談も成長支援に関わるものでそろえてください。一貫性のある文章は、読み手に安心感をあたえます。

書き出しはゴールから逆算して決めると、ぶれない構成になります。最初に伝えたい結論を固めてから、冒頭の一文を組み立てましょう。

書き出しが重要とされる理由

最初の一文で読む姿勢が決まるから

書き出しが重要なのは、最初の一文で採用担当者の読む姿勢が決まるからです。人は冒頭の印象で全体を評価する傾向があるといわれています。

心理学では、はじめの情報が印象に強く残る現象が知られています。志望動機でも冒頭が魅力的だと、その後の内容が好意的に受け取られやすくなります。

逆に、冒頭がありふれた表現だと期待値が下がります。第一印象で損をしないためにも、書き出しには力を入れてください。

就活トレンドの変化に合わせる必要性

近年は学生の志望先が多様化しており、書き出しにも変化が求められています。安定志向だけでなく、成長ややりがいを重視する学生が増えているからです。

この変化について、wowwe株式会社の虫鹿 正敏社長は「就職フェアなどで、若い世代を運営している方たちと話す機会があるのですが、最近特徴的だと感じるのが、難関大学を卒業する方々の進路です。以前は外資系コンサルティングや金融業界が多かったものが、今はベンチャー企業に行きたいという人が増えているという話をよく聞きます。やりがいを持ちたい、自分の限界を知りたい、そう考える方々と出会えるのは、私たちとしても本当にありがたいことだと思っています。」と語っています。wowwe株式会社 社長インタビュー

経営者インタビュー 美容師から美容ベンチャー経営者へ。感覚産業を情報産業に変える私の挑戦 美容師から美容ベンチャー経営者へ。感覚産業を情報産業に変える私の挑戦 wowwe株式会社 / 代表取締役CEO 虫鹿 正敏

こうした流れをふまえると、書き出しでは自分の価値観を素直に示すことが有効です。やりがいや成長への意欲を冒頭で伝えると、企業の求める人物像と重なりやすくなります。

使い回しの書き出しが見抜かれるから

結論として、どの企業にも使える書き出しは避けるべきです。採用担当者は多くの書類を読んでおり、テンプレートの冒頭はすぐに見抜くからです。

「貴社の将来性に魅力を感じ」といった表現は、どの会社にもあてはまります。そのため志望度が低いと判断され、印象に残りません。

その企業だけに向けた一文を用意すると、熱意が伝わります。冒頭に社名や独自の事業内容をからめると、使い回しの印象を避けられます。

志望動機の書き出しの基本構成

結論から書く「結論ファースト」

志望動機の書き出しは、結論から書くのが基本です。最初に主張を示すと、読み手は要点をすぐに理解できるからです。

たとえば「私が貴社を志望する理由は、地域の暮らしを支える事業に共感したからです」と冒頭で述べます。すると続く文章で、その根拠を説明する流れが自然につくれます。

結論を後回しにすると、何を伝えたいのか読み手に伝わりません。まずは1文目で志望理由の核心を言い切ってください。

PREP法で組み立てる書き出しの型

書き出しを含む志望動機は、PREP法で組み立てると読みやすくなります。PREPとは結論、理由、具体例、結論の順で構成する型のことです。

まず冒頭で結論を述べ、次になぜそう思うのかの理由を続けます。そのあとに自分の経験という具体例を示し、最後にもう一度結論でしめます。

この型にそって書くと、論理的で伝わりやすい文章になるでしょう。書き出しに迷ったら、PREPの最初のPにあたる結論を先に決めてください。

書き出しの文字数と全体のバランス

書き出しの文字数は、全体の1割ほどを目安にすると整います。長すぎる冒頭は要点がぼやけ、短すぎると熱意が伝わりにくいからです。

提出先ごとの目安を次の表にまとめました。

提出先 全体の文字数の目安 書き出しの目安
エントリーシート 300〜400字ほど 40〜60字ほど
履歴書 150〜250字ほど 30〜40字ほど
面接での口頭 1分ほど 15秒ほど

あくまで目安なので、企業の指定文字数に合わせて調整してください。冒頭で結論を言い切れる長さを意識すると、全体のバランスも整います。

心をつかむ書き出しの例文集

自分の経験を軸にした書き出し例

採用担当者の心をつかむには、自分の経験から書き出すのが効果的です。実体験にもとづく一文は具体性があり、説得力を生むからです。

たとえば「3年間続けた接客のアルバイトで、相手の立場で考える大切さを学びました」と切り出します。経験を冒頭に置くと、その後の志望理由に自然につながります。

採用の現場でも、継続してきた経験は高く評価されています。愛知ドビー株式会社の土方邦裕社長は「採用で魅力を感じるのは、ひとつのことをずっと続けてきた方です。中学から大学までバレーボールを続けてきたという方でもいいですし、旅行が好きで続けているという方でもいいと思います。何かを突き詰める経験は、仕事にも通じる大事な力だと思っています。アルバイトでもかまいません。」と語っています。愛知ドビー株式会社 社長インタビュー

経営者インタビュー 下請けの町工場から、世界に挑むメーカーへ。愛知ドビー3代目社長の現場主義 下請けの町工場から、世界に挑むメーカーへ。愛知ドビー3代目社長の現場主義 愛知ドビー株式会社 / 代表取締役社長 土方邦裕

1つのことを続けた経験は、そのまま書き出しの強みになります。打ち込んできたテーマを冒頭に置き、そこで得た学びへとつなげてください。

企業理念への共感を示す書き出し例

企業理念への共感から書き出す方法も有効です。理念に触れると、その会社でなければならない理由が伝わるからです。

たとえば「貴社の『楽しく働く』という理念に強く共感し、志望いたしました」と冒頭で示します。理念への共感は、志望度の高さを端的にあらわします。

働く姿勢について、岡田建具製作所の小泉雅博社長は「辛い仕事なら楽しくするために、苦しい仕事なら仕組みで楽にするために、そこにこそ根性を使おうよという話です。(中略)誤解されやすいのですけれど、経営理念の中心にあるのは『楽しくやる』ということなんですよね」と語っています。岡田建具製作所 社長インタビュー

経営者インタビュー 「私は一度も失敗したことがない」。銀行員から、60年続く建具屋の代表になるまで 「私は一度も失敗したことがない」。銀行員から、60年続く建具屋の代表になるまで 岡田建具製作所 / 代表取締役 小泉雅博

理念を引用するときは、共感した理由もそえてください。自分の価値観と重ねて語ると、冒頭から熱意が伝わります。

将来のビジョンを語る書き出し例

入社後の将来像から書き出す方法もおすすめです。ビジョンを示すと、企業で活躍する姿を採用担当者がイメージしやすくなるからです。

たとえば「地域の中小企業を支える専門家になりたいと考え、貴社を志望します」と切り出します。目標を冒頭に置くと、志望理由に一貫した軸が生まれます。

将来像は、企業の事業内容とつながっていることが大切です。会社の方向性と自分の目標を重ねて、冒頭の一文を組み立ててください。

好印象を生む5つのコツ

数字で書き出しに具体性を出す

好印象な書き出しの1つ目のコツは、数字を使うことです。数字が入ると内容が具体的になり、読み手がイメージしやすくなるからです。

たとえば「50名規模のサークルで代表を務めました」と書くと、活動の規模が一目で伝わります。抽象的な表現より、数字のほうが記憶に残ります。

ただし数字を並べすぎると、かえって読みにくくなるので注意しましょう。冒頭では、もっとも伝えたい数字を1つにしぼってください。

社名や事業に触れて熱意を示す

2つ目のコツは、社名や具体的な事業内容に触れることです。その企業だけに向けた言葉は、志望度の高さを強く印象づけるからです。

たとえば「貴社の△△という製品に感銘を受けました」と書くと、企業研究の深さが伝わります。ほかの会社でも通じる表現より、格段に熱意が届きます。

事業内容に触れるには、会社説明会や公式サイトでの下調べが欠かせません。冒頭で具体名を出せるよう、企業研究を丁寧におこなってください。

5つのコツを一覧でおさらい

ここまでの内容も含め、好印象を生む5つのコツを表にまとめました。書き出しに迷ったら、次の一覧を見返してください。

コツ ねらい
数字を使う 具体性を出して記憶に残す
社名や事業に触れる その企業への志望度を示す
結論から書く 要点をすぐに伝える
自分の経験を入れる 説得力と独自性を出す
将来像をそえる 活躍イメージをもたせる

この5つを組み合わせると、冒頭の一文がぐっと引き立ちます。すべてを詰め込む必要はないので、伝えたい強みに合わせて選んでください。

5つのコツを知っても、自分の書き出しに落とし込むのは難しいものです。ビジョン図鑑のLINEなら経験豊富なアドバイザーが個別に添削するので、一人で抱え込まずにLINEで無料相談を活用してください。

避けたい書き出しのNG例

誰にでも当てはまる抽象的な冒頭

避けたい書き出しの代表は、誰にでも当てはまる抽象的な冒頭です。具体性がないと、志望度が低いと受け取られるからです。

「成長したい」「貢献したい」だけでは、どの企業にも通用してしまいます。そのため採用担当者の印象に残らず、埋もれてしまいます。

抽象的な言葉には、必ず具体例をそえてください。自分だけのエピソードを加えると、冒頭に説得力が生まれます。

待遇や条件を前面に出す冒頭

給与や休日など、待遇を前面に出す書き出しも避けましょう。条件だけを理由にすると、仕事への意欲が伝わりにくいからです。

「福利厚生が充実しているから」と書くと、ほかにも同じ条件の会社があると思われます。結果として、志望度が疑われてしまいます。

待遇に魅力を感じた場合でも、冒頭では仕事内容や理念を軸にしてください。意欲を先に示すと、前向きな印象をあたえられます。

嘘や誇張を含む冒頭

事実を盛った書き出しは、絶対に避けるべきです。面接で深掘りされたとき、話のつじつまが合わなくなるからです。

実績を大きく見せても、具体的な質問には答えられません。その結果、かえって信頼を失ってしまいます。

背伸びをせず、等身大の経験を書いてください。小さな経験でも、そこで得た学びを丁寧に語れば十分に伝わります。

業界別の書き出しの選び方

業界ごとに響くポイントは変わる

書き出しの方向性は、業界ごとに変えるのが効果的です。求める人物像や評価される強みは、業界によって異なるからです。

たとえば営業職では意欲や行動力、技術職では専門性や探究心が重視されます。同じ経験でも、業界に合わせて伝え方を調整すると響きやすくなります。

志望する業界の特徴をつかんでから、冒頭でアピールする強みを選んでください。相手に合わせた書き出しは、志望度の高さも伝えます。

業界別の書き出しの方向性

主な業界ごとに、書き出しで示すとよい強みを表にまとめました。志望先に合わせて、冒頭のアピールを考えてください。

業界 書き出しで示すとよい強み
メーカー ものづくりへの探究心や継続力
商社 行動力や異文化への適応力
IT 学ぶ意欲や論理的な思考力
サービス 相手の立場で考える姿勢

あくまで一例なので、企業ごとの特徴も加味してください。業界の傾向と会社の個性を重ねると、冒頭の説得力が増します。

企業研究で書き出しの材料を集める

業界に合った書き出しには、丁寧な企業研究が欠かせません。会社の強みや事業内容を知ることで、冒頭に使える材料が見つかるからです。

公式サイトや説明会に加え、社長のインタビュー記事も参考になります。経営者の言葉からは、会社が大切にする価値観が読み取れます。

集めた情報のなかから、自分の経験と重なる点を書き出しに使ってください。共通点を見つけると、その企業ならではの一文が完成します。

志望動機の書き出しのまとめ

志望動機の書き出しで意識したい要点

ここまで、志望動機の書き出しのコツや例文を解説してきました。もっとも大切なのは、結論から書き、自分らしさを具体的に示すことです。

使い回しの表現を避け、その企業だけに向けた一文を用意してください。数字や経験、理念への共感を加えると、冒頭から熱意が伝わります。

今日から実践できる書き出しのステップ

最後に、書き出しを完成させるステップを整理します。次の順番で進めると、迷わず冒頭の一文が固まります。

  • 伝えたい結論と強みを1つに決める
  • 企業研究で冒頭に使う材料を集める
  • 結論ファーストで1文目を書く
  • 声に出して読み、不自然さを直す

この手順をふめば、書き出しの質は着実に上がります。まずは志望度の高い1社から、冒頭の一文を書いてみてください。

志望動機の書き出しは、第三者の視点を入れると完成度が高まります。ビジョン図鑑のLINEでは選考を知り尽くしたアドバイザーが無料で添削するので、自信をもって提出したい人はぜひLINEで無料相談してみてください。

志望動機の書き出しのよくある疑問

Q.志望動機の書き出しは何文字くらいが適切ですか?
A.

志望動機全体の1割ほどを目安にするとよいでしょう。エントリーシートなら40〜60字ほど、履歴書なら30〜40字ほどが目安です。冒頭で結論を言い切れる長さを意識してください。

Q.書き出しが思いつかないときはどうすればよいですか?
A.

まず伝えたい結論を1つに決めてから、冒頭を組み立てるのがおすすめです。企業研究で見つけた事業内容や自分の経験を材料にすると、書き出しのヒントが見つかります。声に出して読み返すと、自然な表現に整えやすくなります。

Q.複数の企業で同じ書き出しを使い回してもよいですか?
A.

使い回しは避けるほうが安全です。採用担当者はテンプレートの冒頭をすぐに見抜き、志望度が低いと判断します。社名や独自の事業内容を入れて、その企業だけの一文にしてください。

Q.書き出しに自信がないときは誰に相談すればよいですか?
A.

家族や友人のほか、就活のプロに相談する方法があります。客観的な意見をもらうと、独りよがりな表現に気づけます。ビジョン図鑑のLINE相談でも無料で添削しています。