キラキラ女子に飽きて「訪問販売」へ。19歳で経営者にDMを送った行動力
――まずは、これまでのキャリアについて教えてください。
小原: 大学1年生で青学に入ったんですが、周りのキラキラした雰囲気に2ヶ月で飽きちゃいまして(笑)。そこで「家庭教師の訪問販売」を始めたのが営業との出会いです。1年間やりきって結果も出たんですが、移動中に「年収チャンネル」を見てストックサンの岩野(現代表)に「カバン持ちさせてください」とDMを送ったのが大きな転機でした。
――そこから2年間、社長秘書をやられたんですよね。
小原: はい。その後、岩野から「独立しろ」と言われて始めたのが、電話営業を中心とした今の営業代行事業です。現在は中小企業のオーナー社長をメインに、アポ獲得からクロージングまでをワンストップで支援しています。
「早慶・上智はいらない」? マーチ層が社会でホームランを打てる理由
――採用基準が非常に独特だと伺いました。
小原: はっきり言うと、僕らの組織に 「早慶・上智」は要りません。彼らは頭が良すぎて「すかしている」部分がある。それよりも、学歴コンプレックスを抱えつつも「社会人になって一発ホームランを打ちたい」と燃えているマーチ(MARCH)クラスの人間の方が、圧倒的に自走するし、言われた目標に対して愚直に突き進めるんです。
――「逆学歴フィルター」ですね。
小原: そうです。地頭が良いだけの奴は、自分で勝手に判断してどこかへ行ってしまう。でも、泥臭く「突撃しろ」と言われて戻ってこれる気合いのある奴こそが、営業現場では最強なんです。
AI時代、準備はAIが。最後は「人間力」という竹槍で戦う
――AIの台頭で営業の仕事はどう変わると見ていますか?
小原: AIによる「営業のゲームチェンジ」は確実に起きています。リスト作成やメール送付といった「準備」の段階は、AIがやろうが早慶の学生がやろうが価値は変わりません。
だからこそ、 最後に必要とされるのは「人間力」 です。AIが代替できない泥臭いコミュニケーションや、相手の懐に入り込む力。そこさえあれば、AIを「鉄砲」として使いこなし、受中率を2倍に引き上げる最強の営業部隊が作れると考えています。
「口だけ営業屋」を一掃し、しっかり稼いでしっかり遊ぶ
――今後の展望を教えてください。
小原: 僕のミッションは、 「口だけの営業屋」を一掃すること です。売上至上主義で顧客を勝たせられない代行業者が多すぎる。期待値を適切にコントロールし、正しく評価される営業マンの世界を作りたい。
あとは、私生活も全力で楽しむこと。最近はバンド活動も始めましたが、平日は死ぬほど働いて、土日は死ぬほど遊ぶ。そんな生き生きとしたチームであり続けたいですね。
――これから独立を目指す若者にメッセージを。
小原: とりあえず「動く」こと。大学生という肩書きは最強の武器です。失敗してもなんとかなるし、今のうちにリスクをとって何かに熱中してください。お金を目的にするのではなく、「自分が成長できる」と信じられる環境に飛び込むのが、人生を逃げ切る最短ルートですよ。
【編集後記】
「早慶はいらない」という過激な言葉の裏には、営業という泥臭い世界で勝ち上がってきた小原氏の確固たる自信が見えました。AI時代だからこそ、スマートにこなすことよりも、熱量を持って現場を動かす「人間力」の価値が再定義されているのかもしれません。