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SF出身社長が語る、AI時代に勝つ「営業代表」の極意

更新: 2026年3月22日
PROFILE
株式会社EmpowerX 代表取締役
大野 将也

セールスフォースで磨いた「売る力」と、独りでの挫折

――まずは、これまでのご経歴を教えてください。

大野: 31歳の今に至るまで、約8年間ずっと営業一筋でやってきました。新卒でIT会社に入り、その後セールスフォース・ジャパンへ転職して、インサイドセールスとフィールドセールスの両方を経験しました。当時はインバウンドだけでなく、過去に失注したお客さんへの掘り起こしなど、泥臭いアウトバウンド営業もゴリゴリにやっていましたね。

――そこからなぜ独立を?

大野: シンプルに「自分には営業しかできない」と思ったからです。最初は一人で起業して、営業とコンサルを全部自分でやっていました。でも、一人でやるのはマジで面白くなくて(笑)。「仲間が欲しい」と切実に感じて、X(旧Twitter)でメンバーを募集し始めたのが組織化の第一歩でした。

 

大手企業の新規事業を支える「営業代表」というプライド

――御社の事業は、一般的な営業代行とは少し違うのでしょうか。

大野: 僕らは自分たちのことを「営業代行」ではなく 「営業代表」 と呼んでいます。単に作業を代行するのではなく、クライアントの看板を背負い、会社の代表として営業に臨むという基準を大切にしています。

――支援先も、大企業が中心だとか。

大野: はい。特に大手企業の「新規事業」に特化しています。新規事業は当たるかどうかわからない。だからこそ、僕らが現場でアポイントや受注を追いながら、「なぜ売れたのか、なぜ反応が悪いのか」というテストマーケティングの要因分析を行い、成功確率を上げるためのサポートをフルパッケージで行っています。

AI時代に「早慶・上智」はいらない? 逆学歴フィルターの真意

――採用において「逆学歴フィルター」をかけているというお話が印象的です。

大野: ぶっちゃけると、「頭が良いだけのやつ」はいらない と思っています。特にAIが台頭している今、準備やリサーチ、小綺麗な資料作成といった「字頭の良さ」が活きる領域は、AIで代替できてしまうんです。

――あえて高学歴を避けるのは、なぜですか?

大野: 言い方は悪いですが、早慶や上智といった層の中には、どこか「すかしている」やつも多い(笑)。営業の現場は、9割が断られる泥臭い世界です。そこで必要なのは、スマートさよりも「熱量」や「体力」、そして「やり抜く力」なんです。

――具体的にはどのような構成で組織を作っているのでしょうか。

大野: うちのメンバーは、「熱いど根性系」が8割、「コンサル的思考ができる賢い系」が2割 という比率です。このバランスが一番強い。特にスポーツに打ち込んできたような、社会人になっても燃えたいという層が活躍していますね。

若者よ、中途半端ではなく「やりきる」経験を

――これから独立や起業を目指す若者にメッセージをお願いします。

大野: 学生時代は、お金を目的に動かない方がいい。時給が100円高いからと選ぶのではなく、自分が本当に成長できる、熱中できる環境を選んでほしいです。

何でもいいんです。部活でも、バンドでも、インターンでも。中途半端ではなく「やりきる」まで経験すること。 その一生懸命頑張った時間が、将来の大きな糧になります。

 

【編集後記】

「営業は人の可能性を広げる仕事」と語る大野氏。2026年には組織を100人、将来的には1000人規模に拡大し、「事業を作れる人材」を増やしたいという壮大なビジョンを掲げています。AI時代だからこそ、最後は「人間力」で勝負する。その揺るぎない自信が、大手企業の新規事業を動かす原動力となっているようです。

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