挫折と挑戦の学生時代
サッカー一筋の生活から、ビジネスの世界へ
私は滋賀県の出身で、大学を卒業するまではずっと地元にいました。幼少期からずっとサッカーをやっていて、学生時代は本当にサッカー漬けの毎日だったんですよね。大学でも社会人の強豪チームに所属して、元プロの選手がいるような環境でゴリゴリに練習していました。
でも、大学1年生の時に大きな怪我をしてしまって。結局、完治しなかったこともあって、ずっと続けていくつもりだったサッカーを辞めることになったんです。それが一つの大きな転機でした。
「社長になりたい」という想いと、ドブ板営業の経験
サッカーを辞めた後は、なんとなく「社長になりたいな」という想いがずっとありました。当時の私は、今みたいにちゃんとしたビジネスを考えられていたわけじゃなくて、「これならお金を稼げるんじゃないか」というものをいくつか手当たり次第にやっていました。
具体的には、大学生向けのサッカー大会を開いたり、就活支援サービスへの送客をやったり、あとはクラブイベントの運営なんかもしていましたね。当時はとにかく必死で、テレアポをガンガンかけたり、そこから商談に繋げたりといった「ドブ板営業」も抵抗なくやっていました。あの時の、泥臭く動いた経験っていうのが、今の自分のベースになっているのかなと思います。
広告・マーケティングとの出会い
圧倒的なスピード感に惹かれた新卒時代
就職を考えた時、学生時代に自分なりにビジネスをやってみたものの、これ一本で食べていくのはまだ難しいなという実感があったんです。そんな時に、たまたま「株式会社SAKIYOMI(旧:Radix)」というIT系のベンチャー企業で長期インターンをする機会がありました。当時はまだ社員が数名のフェーズだったんですけど、そこでの経験がすごく楽しくて。
同じような規模感の、勢いがある環境に身を置きたいと思って選んだのが、新卒でSmart Incubation株式会社という会社でした。ここでは美容系の単品リピート通販をメインに、広告運用で月商3,000万円くらいまで一気に拡大させるような仕事を任せてもらいました。
自由な社風と「自分で決める」ことの重み
その会社は、社長のすぐ近くで働ける環境で、細かいことを言われるよりも「まずはやってみて、成果を出せ」という、すごく自由度の高い職場だったんです。若手でもどんどん施策を打てるし、チャット一つで決済も通る。そこで広告運用のノウハウを徹底的に叩き込みました。
その後、株式会社CARTA HOLDINGSという会社に転職して、より専門的に広告運用の知見を深めていきました。ずっと広告の世界にいたのは、当時「Web事業が一番独立して稼げそうだな」という、現実的な視点があったからでもありますね。
株式会社HAKOBUNEの創業
「自分の意思」で挑戦できる時間を大切にしたい
独立を意識したのは、ライフステージが変わっていく中で感じた「自由」への危機感があったからです。学生時代は何でも自分の意思で選べていたけれど、大人になるにつれて、家族の問題や親の介護、周囲との関係など、自分だけの意思では決められないことが増えていくなと感じたんですよね。
だからこそ、自分の夢を本気で追いかけるうちに、わがままに挑戦したい。その想いが、弊社のパーパスである「人生最後のわがままで、大きな挑戦を」に繋がっています。
広告を軸に、地域社会を守る「箱舟」へ
社名の「HAKOBUNE(はこぶね)」は、旧約聖書のノアの箱舟(はこぶね)から取っています。今の時代って、AIやデジタル化が進んで、みんな行く先が分からなくて「不安定な海」に放り込まれたような状態だと思うんです。
私たちは、そんな中で日本の中小企業や地方の団体を、広告マーケティングの力で守りつつ、一緒に航海していける存在になりたいと考えています。その第一歩として、私の地元である滋賀県のサッカーチーム「レイラック滋賀FC」のスポンサーも務めさせていただいています。
これからの展望と、求める仲間
伝統をマーケティングの力でリブランディングする
今後は、単なるWeb広告の代理店にとどまらず、もっと地域に深く関わっていきたいですね。具体的には、後継者不足などで悩んでいる地方の日本酒の蔵元だったり、地元の人に愛される飲食店だったりを、私たちのWebマーケティングの知見を活かしてリブランディングしていきたいと考えています。
伝統を守りつつ、新しい見せ方で価値を届ける。お酒が大好きな私個人のわがまま(笑)も入っていますが、そういったワクワクする挑戦をどんどん仕掛けていきたいです。
役員直轄で、広告の基礎を叩き込む
弊社は今、少数精鋭の組織です。インターン生として入っていただく方には、役員が直接実務を教えます。一般的な広告ベンチャーよりも、かなり深いレベルで広告の基礎が学べる環境だと自負しています。
求めるのは、論理的に物事を考えつつ、泥臭く実行できる人。そして、何より人から好かれるような素直さを持っている人ですね。今の不安定な時代だからこそ、自分だけの意思で何かに没頭できる時間を大切にしてほしい。HAKOBUNEという場所で、一緒に大きな挑戦を楽しめる仲間を待っています。
編集後記
今回、春名社長のお話を伺って一番心に刺さったのは「自由な意思で挑戦できる時間は限られている」という言葉です。大学3年生になり、将来について考えることが増えましたが、どうしても「安定」や「周囲の目」を優先してしまいがちでした。しかし、春名社長が怪我をきっかけにサッカーを辞め、そこから泥臭くビジネスの世界で道を切り開いてきたお話を聞き、今の自分が持っている時間の貴重さを再認識しました。
特に、広告運用という武器を持ちながら、最終的には「地域創生」や「伝統の守り手」という、より大きな社会貢献を目指している姿がとてもカッコいいなと感じました。私も、まずは目の前のことに没頭して、自分の武器と言えるスキルを身につけていきたいです。そして、いつか「自分のわがまま」を社会の役に立てられるような、強い意志を持った大人になりたいと強く思いました。