「見られる価値」を創り出す。福井から札幌での創業へ
学歴や固定観念にとらわれない決断
私は福井県の出身で、高校は卒業していません。18歳になる前に上京し、学歴という肩書がないからこそ「自分の力で道を切り拓くしかない」という想いで早くから社会に出ました。
介護の現場や飲食業界、営業職など多様な業界を経験する中で、20歳の頃に仕事の機会を得て大阪から札幌へ移住。そこで培った人材ビジネスのノウハウをベースに、2019年にNowYouSee株式会社を設立しました。
「Now You See」に込めた企業としての美学
社名の「NowYouSee(ナウユーシー)」には、「世の中からしっかり注目される・見られるサービスを生み出す」ということ、そして「会社や社員自身が、誇りと責任を持って人から見てもらえる存在である」という多面的な意思を込めています。
ただサービスを提供するだけでなく、私たちが手掛ける事業も、届ける私たち自身も、常に価値ある存在として社会から見られ続ける(注目される)企業でありたいと考えています。
飲食業界の常識を覆す。リクエスト型マッチング『NeeDo』
「お店を探す30分」という無駄を排除する
現在、弊社が最も情熱を注いで開発・推進しているフラッグシップ事業が、飲食店向けのリクエスト型マッチングプラットフォーム「NeeDo(ニードゥ)」です。
ユーザーが「日時・人数・予算・こだわり条件」を入力してリクエストを発信すると、その条件に対応できる店舗側から直接プラン提案が届くシステムです。ユーザーの「ニーズ(Need)」と店舗の「提供(Do)」を最短距離で結びつけます。
宴会や食事の幹事を務める際、条件に合うお店をポータルサイトで検索し、電話で空きを確認するまでに30分以上かかってしまうのは大きなストレスです。NeeDoはこの「探す手間」を根本から解消します。
「探す」から「提案が届く」へ。逆転の発想がもたらす体験
NeeDoの最大の特徴は、“ユーザーが探す”のではなく“お店から提案が届く”という逆提案型の構造にあります。
例えば、「1次会の終了30分前に、近くの空き店舗から2次会の案内が届く」「予算内で特別な裏メニューを出してほしい」といった個別具体的な要望にも対応可能です。
また、男性が宴会や記念日でクーポンを使う際に感じがちな「気まずさ」も、店舗側から直接「特別プラン」として提案される形であれば抵抗感なくスマートに利用できるという利点もあります。
【NeeDo(ニードゥ)が解決する構造的アプローチ】
・ユーザー側:希望条件を送信して待つだけ(検索時間ゼロ)
・飲食店側:直前の空席や暇な時間をピンポイントで集客
店舗の個性を引き出し、札幌から全国の主要都市へ
埋もれていた名店にスポットライトを
NeeDoはユーザーの利便性だけでなく、飲食店にとっても画期的な集客ツールです。
高額な広告費を支払わなければ上位表示されない従来のポータルサイトとは異なり、NeeDoではビルの上層階や路地裏にある隠れ家的な店舗でも、ユーザーの条件に合致すればダイレクトに自店の魅力をアピールできます。
さらに、フードロスを抑えたい時間帯の限定割引や、若い料理人のチャレンジプランなど、店舗の状況に応じた柔軟な集客が可能です。店舗の魅力をダイレクトに伝え、確実なファン獲得へ繋げます。
札幌発のイノベーションを全国へ横展開
札幌は全国でも有数の飲食店数を誇る激戦区です。この札幌でNeeDoの成功モデルを確立させることで、名古屋、京都、大阪、福岡といった全国の主要都市へとスピーディーに横展開していきます。
将来的には飲食店にとどまらず、美容室やサロンなど「時間と空間を提供するサービス業」全般へNeeDoの仕組みを応用していく構想です。ニトリ様やエア・ドゥ様のように、札幌から全国へ羽ばたくブランドを目指します。
自らの手で環境を引き寄せ、新しい価値を創る
恵まれた環境に感謝し、他者のために行動する
最後に、これから社会に出る学生や若い世代の皆さんへ伝えたいことがあります。私自身には高卒や大卒といった学歴はありません。だからこそキャンパスライフへの憧れは今でも強いですが、皆さんが当たり前に送っている一日一日を、どうか漠然と過ごさないでほしいと思います。
現代はテクノロジーを活用すればいくらでも学べる時代であり、本人の意欲次第で環境の差は埋められます。自分のためだけでなく「誰かのために一歩背伸びして動いてみる」という視点を持つことで、自身の可能性は大きく広がっていきます。
私たちNowYouSeeも「NeeDo」をはじめとするサービスを通じて挑戦を重ね、世の中から「見てもらえる存在」として走り続けます。社会に新しい選択肢を共に創っていきましょう!
編集後記
今回の取材では、NowYouSee株式会社の川嵜社長が展開する新サービス「NeeDo」の革新性と、その背景にある熱い事業哲学をお伺いしました。「探すストレスを無くす」「店舗の価値を正しく届ける」という画期的なアプローチは、飲食業界の集客のあり方を根底から変える可能性を秘めています。自分の足でキャリアを切り拓いてきた川嵜社長の言葉は、これから未来を描く学生にとっても深く響くものでした。貴重なお話をありがとうございました。