インタビュー

「正解のない問いに優秀な人ほど壁にぶつかる――決まった答えがない仕事だからこそ、人は本気で育つ

「正解のない問いに優秀な人ほど壁にぶつかる――決まった答えがない仕事だからこそ、人は本気で育つ
PROFILE
ライフデザインラボ 代表取締役
村山寛樹

学生時代はアルバイト中心だった

私が学生時代に最も熱中し、力を注いだのはアルバイトの経験です。目標に向けて主体的に取り組む面白さを知り、日々目の前の業務に全力で向き合ってきました。

軽音サークルでバンドをしていた

もともと音楽が好きだったので、バンドのサークルに入っていました。しかし、いちばん時間を使っていたのはやはりアルバイトだったと思います。

独立のきっかけは「いづらい会社」だった

独立への憧れはずっと持ったまま社会人生活を送ってきました。転機となったのは、自らの力でビジネスに挑戦したいという想いが、いよいよ抑えきれなくなったことです。

自らの足で立ち、自分の可能性を試したいという決意

周囲の環境に合わせるだけでなく、「もっと自分らしく、裁量を持って挑戦したい」という想いが強くなった時期がありました。そこで改めて今後のキャリアを見つめ直したとき、これまで培ってきた経験を活かせば、個人としても十分に勝負していけるのではないかと気づいたのです。

人事の経験を活かしてフリーランスに

これまでの人事系の経験を活かして、まずは個人事業主・フリーランスとしてお金を稼ごうと思ったのが独立のはじまりです。逆に言うと、もし居心地のよい会社だったら、独立していなかったかもしれません。憧れはありながらも、会社に居づらくなったことがきっかけで、ひとりでやっていく決断をしました。

今、向き合っている課題

SNS運用に手が回っていない

SNS周りについては、まだ戦略的に手をつけられていないのが正直なところです。実働の部分も含めて、会社の認知度を上げるための発信をもっと強化していきたいと考えています。

資金の制約という壁

苦労してきたこととして挙げるなら、やりたいことがあってもそこまでお金をかけられないという費用面の制約です。人を雇うにも資金が必要で、資金が潤沢にあれば何人も採用できますが、なかなかそうもいきません。限られた中でどう進めるかを常に考えてきました。

めざす未来と譲れない想い

今後のビジョンとしては、今おこなっているサービスをもっと広めていきたいという想いがあります。

人事も外部に頼っていい発想を広めたい

弊社が手がけているような人事の支援は、まだニーズが顕在化しきっていない領域だと感じています。広告なら広告代理店に、お金まわりなら税理士や会計事務所に任せようという発想は多くの会社にありますが、人事の課題を外部に相談しようという発想は、まだそこまで広がっていません。もっと気軽に頼っていいのだという発想が、これから広がっていけばいいなと思っています。

優秀な学生が「本気で挑みたくなる」環境を作りたい

公式に掲げているわけではありませんが、新卒採用に向けて私の中で大切にしているテーマがあります。それが「優秀な学生ほど、これまでの正解が通用しない壁にぶつかる環境」を用意することです。少し挑戦的に聞こえるかもしれませんが、それくらい本気で自らの限界に挑み、大きく殻を破ってほしいという強い想いを込めています。

オーダーメイドだからこそ、大変で、成長できる

弊社に入れば、誰であってもきっと苦労すると思います。それは私自身がかなり厳しいからです。その一方で、そのぶんいい経験ができるとも思っています。大手の会社のように、扱う商材やサービスがあらかじめ決まっているわけではなく、お客様の悩みに合わせてオーダーメイドでサービスを組み立てていく仕事です。状況はその日その時々で変わり、その都度どうすれば最善を尽くせるかを考え続けなければなりません。売るものが決まっていないからこそ大変ですが、そのなかできちんと成果を出せたときは、大きな経験になります。他の大手企業で働くよりも、成長できる環境だと思っています。

編集後記

今回のインタビューを通して、条件だけでは見えてこない代表の想いに触れることができました。村山さんの「人事も外部に頼っていい」という発想は、就職活動をしていると意外と見落としがちな視点だと感じます。「優秀な学生が本気で限界に挑むフィールドを用意する」という言葉の裏にある本気度も印象的でした。決まった答えがない仕事だからこそ、そこでの経験は大きな財産になるのだと思います。学生の皆さんにも、条件だけでなく、こうした経営者の想いにも目を向けてもらえたらうれしいです。