インタビュー

「シニアの活躍の場を増やしたい」年齢を超えて働ける社会をつくる、BEYOND AGEの挑戦

「シニアの活躍の場を増やしたい」年齢を超えて働ける社会をつくる、BEYOND AGEの挑戦
PROFILE
株式会社BEYOND AGE 代表取締役
市原 大和

起業のきっかけ

シニアの活躍の場を増やす

小さいころから、経営者になりたいというのが私の夢でした。社会人としてのスタートは会社員で、新卒で東京海上日動火災保険に入社し、15年間勤めました 。そこで働くなかで、シニアの先輩方がやりがいを持てなくなっている姿を見てきたんです。経験を積み重ねてきた方々なのに、それはすごくもったいない。そう感じたことから、まずは社内でシニアと企業をつなぐ新規事業「プロドア」を手がけ、その後独立して 、この方々の活躍の場を増やすことを軸にビジネスを立ち上げようと決めました。

事業内容

人材とAIの2本柱

弊社の事業は大きく「人材サービス」と「AIソリューション」の2本柱です。人材サービスの中心は、豊富な経験を持つシニアの方々を企業の顧問としてご紹介する顧問サービスで、シニアの方の独立やキャリアチェンジの支援もおこなっています。AIソリューションでは、企業向けの生成AI研修に加えて、AIコンサルティングやAI開発も手がけ、企業のAI活用を支援しています。 

今後のビジョン

シニアの困りごとを解決する

弊社は、上場を目指しています。5年後、10年後のビジョンとしては、シニアにフォーカスをあてた事業を展開していきたいと考えているんです。今はシニアの方々が働くことを支援していますけど、それ以外のお困りごとも解決できるような、シニア向けのサービスを展開していきたい。そのためにも、会社をもっと大きくしていきたいと思っています。 

新卒を将来の事業責任者に

会社を大きくしていくと、どうしても幹部が足りなくなります。だからこそ、新卒の方々を採用して教育しながら、将来いろいろな事業の責任者を担ってもらえる人材を育てていきたいんです。実際に社内には、新規事業を専門につくる「社長室」という部署もあり、若手が新しい事業の立ち上げに関わるチャンスがあります。 厳しく感じる場面もあるかもしれません。それでも、その分しっかり力がつく環境を用意しています。現在の従業員は、新卒の方々を含めて20名ほど。業務委託の方々も含めると、100名近くになると思います。

学生へのメッセージ

AI時代は新卒に厳しい

今はAI時代で、新卒の学生にとって難しい時代に来ていると思っています。新卒を教育するよりAIを使ったほうがよいと考える経営者が増えていて、新卒採用を絞る会社もこれから増えてくると思います。だからこそ、人間にしかできないことは何なのかを考えて、学生のうちにそれを強化していくことも大事なんですよね。

AIに負けない力がつく会社を

会社選びでは、入社してからもAIに負けないスキルをつけられる会社はどこか、という目線で探すといいかなと思っています。大企業にこだわる必要はありません。パソコンでできるような仕事は、AIにとってかわられると言われていますよね。たとえば営業力をつけられる会社や、新しく事業をつくるような会社は、AI時代に自分の実力をつけるにはいいんじゃないかと思います。

業界名だけで選ばない

就職先を選ぶときは、業界の名前だけで判断しないでほしいと思っています。たとえば不動産業界ひとつをとっても、賃貸管理や売買仲介など、多くの種類に分かれているんです。売買仲介の中でも、一軒家なのか、ワンルームマンションなのか、ファミリータイプなのか。都心か地方か、木造か鉄筋か。土地を押さえるところから建てて売るところまで、一気通貫でやる会社もあります。同じ業界でも、会社によって特徴はまったく違うんですよね。どこでキャリアをスタートするかによって、その後の人生は大きく変わります。「〇〇業界だから」と一括りにせず、どこに足を踏み入れるかを考えてほしいですね。

BEYOND AGE(ビヨンドエイジ)の強み

立ち上げ期から携われる

弊社は、まだ確立したプレイヤーが少ない領域で戦っています。これまで私自身が3,000人以上のシニアの方々と直接お会いしてきて、1,400名以上の方にご登録いただいているのが、私たちならではの強みです。 まったく新しい事業をつくり上げていくような会社なんですよね。学生のみなさんにとっての魅力は、まさに今が立ち上げ期で、一から事業をつくっていくフェーズに携われることだと思います。実力をつけながら、上場なども経験しつつ、会社がどんどん大きくなっていく過程を一緒に体感できるはずです。

大手並みの教育と成長機会

ベンチャーならではの大変さもありますけど、その分、実力がつく環境です。若いメンバーも多く揃っているので、仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら20代を過ごせば、30代で一人前の社会人になれる可能性は非常に高いと思っています。大手企業に行けば安泰、というわけではありません。弊社は大手企業出身の私が立ち上げた会社なので、大手企業と同じレベルの教育、例えばOJTを通じた教育や、外部機関の実施する研修、シニアで実績を積んだ方の研修等を用意しています。そのうえで、ベンチャーらしい活躍や成長の機会もある。両方を経験できる会社です。

編集後記

今回は、株式会社BEYOND AGEの市原大和さんにお話をうかがいました。とくに印象に残ったのは、不動産業界を例にした就職先選びのお話です。「業界」という大きな枠で考えがちな私にとって、同じ業界でも会社ごとに扱うものや役割がまったく違うという視点は、目からうろこでした。また、大企業での経験をもとにした教育体制と、ベンチャーならではの挑戦の機会を両立させている点にも魅力を感じます。シニアの活躍の場を広げる事業に、若い世代が一緒に挑戦できる環境は貴重だと思います。キャリアの選択肢を広げたい学生のみなさんは、ぜひBEYOND AGEにも注目してみてください。