インタビュー

「人生の舵を自分で取る人を増やしたい」学生送客のブルーオーシャンを切り拓く若き起業家の挑戦

PROFILE
株式会社ファンキャリア 代表取締役社長
奥山将

焦りから始まった学生時代

1年生の夏から6~7社のインターンを駆け抜けた理由

僕は経営学部に入ったんですけど、ぶっちゃけ学校の勉強だけしていても「経営」って学べないんじゃないかっていう焦りがすごくあったんですよね。それで、大学1年生の夏にはもうインターンを始めていました。

そこから合計で6〜7社くらい経験したかな。人材紹介とかM&A、あとはUberの営業なんかもやりましたね。とにかく営業職に絞って動いていたんです。経営者にとって一番大事なスキルって、やっぱり「売る力」だと思うんですよ。どれだけ良いサービスを作っても、売る力がなければ事業として成立しないですから。

コロナ禍での葛藤と「自分で決める」ことの大切さ

当時はコロナの影響もあって、地元の岡山と関西を行き来しなきゃいけなかったんです。そのせいで継続できないインターン先もあって、悔しい思いもしましたね。でも、そんな状況で指針がなくなったからこそ、「自分で考えて、自分の進む方向を決めなきゃいけない」って強く意識するようになったんです。

今思えば、あの時の経験が今の僕の根底にある「自分で決めて進むことの重要性」に繋がっているんだと感じますね。

株式会社ファンキャリアの誕生

人材業界未経験からのスタート

大学3年生の時に、関西の人材会社の社長さんと出会ったのが大きな転機でした。その方に「自分でやってみたらいいじゃん」って背中を押してもらったんです。

当時は人材業界の知識なんて全くなかったんですけど、とりあえず自分の力だけで進んでみようと。それで2024年12月に、もともとの形から独立して「株式会社ファンキャリア」として法人化したんです。自分の考えで事業を動かせる自由度や、キャッシュフローを自分で管理できる面白さは、やっぱり起業して良かったなと思うポイントですね。

日本で唯一の「学生送客商社」というモデル

最初は普通の人材紹介をやっていたんですけど、今は「学生送客商社」というモデルに転換しています。これは、日本で弊社しかやっていないという自負があるんですよ。

人材紹介って正直レッドオーシャンじゃないですか。でも、弊社は人材会社や留学エージェントさんから依頼を受けて、パートナーである学生団体やメディアを通じて学生を紹介する「仲介」に徹しています。これなら競合にならないし、人材会社さんも僕たちの味方になってくれる。おかげさまで契約率はほぼ100%で、まさにブルーオーシャンですね。

根底にある想いと組織のあり方

コンプレックスを武器に変える

実は僕、小さい頃にいじめられた経験があるんです。あと、父方の会社が倒産して、従業員の方が給与未払いで家に押しかけてくるような光景も見てきました。

でも、そういうコンプレックスがあったからこそ「もっと良くなりたい」っていう強い原動力が生まれたんですよね。コンプレックスって、向き合い方次第で最強の武器になるんです。

「国」のような会社を作りたい

僕には「国を作る」という大きなビジョンがあります。イメージはトヨタさんですね。従業員が会社の中で生活が完結して、結婚して、家を建てて……。

死ぬ時に「ファンキャリアに入ったから人生が幸せだった」って思ってもらえるような、そんな場所を作りたいんです。今はまだ正社員2名、全体で10名ほどのチームですが、将来的には飲食やホテルなど色々な事業を展開して、従業員がうちのブランドを使って人生の幅を広げられるようにしたいと考えています。

学生たちへ伝えたいこと

大手への就職だけが正解じゃない

僕たちが学生送客を通じて提供したいのは、単なる紹介ではなく「きっかけ」なんです。今の就活って、どうしても大手企業や年収が高いところが正解とされがちですよね。

でも、ベンチャーへの挑戦だったり起業だったり、キャリアにはもっと多様な選択肢がある。それを知ってもらいたいんです。自分たちだけで学生を集めるのには限界があったので、今は多くのパートナーと一緒に、この「きっかけ提供」の輪を広げているところです。

圧倒的な成長機会を共に

弊社のインターンには、かなり優秀な学生たちが集まってくれています。僕はあまり細かいマネジメントはしません。「一緒に成長していこう」というスタンスです。

日本一のサービスを作るという挑戦に、学生のうちから主体的に関わることができる。そんな他にはない打席を用意しています。自分の人生の舵を、自分の手で取っていきたい。そんな熱い思いを持った人と、これからも一緒に走っていきたいですね。

編集後記

今回のインタビューを通じて、奥山社長の「コンプレックスを原動力に変える力」に圧倒されました。ビジネスを「ゲームのように楽しむ」という感覚を持ちながらも、その根底にはご家族の経験や過去の悔しさが血肉となっているのを感じ、非常に背筋が伸びる思いです。

私自身、就活を控える中で「正解の選択肢」を探してしまいがちですが、「自分の人生の舵を自分で取る」という言葉が深く刺さりました。今の自分に足りないのは、不確実な状況でも「自分で決めて進む」覚悟なのだと気づかされました。ビジネス未経験の私ですが、まずは目の前のことに全力で向き合い、自分なりの「武器」を磨いていこうと強く決意しました。