インタビュー
①まずは自己紹介と現在の事業内容をお願いします。
CareEarth株式会社中村です。現在、創業7年目になり、グループ6社、7事業を国内とベトナムで展開しています。今期は134億円の売上目標を掲げ370名の仲間と共に日々邁進しております。本日は宜しくお願い致します。
②なぜ、外国人領域の事業を始めようと思ったんですか?
事業開始時は、社会課題をどうしたいなどの大義名分などはありませんでした。創業当初は日本人向けの人材紹介からスタートしましたが、その日暮らしの先が見えない厳しい毎日でした。何かピボットしなければこのまま終わってしまうという危機感はずっとありました。そんなときに出会ったのが現在の取締役のティンです。
「日本で働きたくても様々な理由で働けない外国人がたくさんいます。僕が元々そうだったので、その人たちを助けたいです。」この言葉から外国人領域の事業が始まりました。未来の自分たちを信じて、当時は早朝から夜中まで毎日働いていました。楽しい日々でした。
③創業当初は、外国人材に対する厳しい声も多かったんですか?
多かったですね。当時は今ほど外国人材の受け入れが進んでいなかったので、「外国人なんて必要ない」「外国人は真面目に働くの?」「言葉通じひんからいらんわ」など様々な厳しい声をいただきました。課題は大きく2つあると考えていました。1つ目は、外国人に対しての何となくのマイナスなイメージが日本人の中で根づいていること。2つ目は、現場で働く方々の受け入れ体制が十分でないこと。
その2つの課題を創意工夫し突破することで徐々にお取引先企業様も増え、現在では1,200社ほどのお取引先様にお付き合いをいただいております。
④実際、外国人材に対する企業の見方は変わってきていますか?
確実に変わってきていますし、外国人と共生していくことが当たり前になってきていると思っています。
実際に、街のコンビニの店員さん、ほとんど外国人じゃないですか?
ここから、まだまだAI化と外国人雇用が進んでいきます。日本はどうなっていくんでしょうね。
⑤高市政権になり、外国人に対する政策が厳しくなってきている印象ですが、今後どうなっていくと予測されますか?
ここは結構、質問を受けます。結論、これまでと変わらず外国人の数は増えていくと思ってます。
ルールを守らない外国人が増えている、いや正確に言うと、母国のルールや習慣が染みついており、その基準で日本でも生活するので、知らず知らずの内にルールを逸脱してしまっている、受け入れ人数が加速しているため、ルールを逸脱してしまう方々の母数も増えてしまっている、そんなサイクルになっています。高市さんも、 “いかに外国人と共生できる社会を創り上げるか”を目的におき政策を掲げられています。
⑥創業6年で売上78億円。短期間でここまで成長できた要因は何ですか?
様々な要因があるの一概に言えませんが、1つ挙げるとしたら、多くの強い仲間がいることです。
創業初期はメンバー達と「自由のために休みなし」という言葉をよく口にしていました。将来の自由のために今は働き回そうという感じですかね。かなり過激で走り出しのベンチャーって感じですよね。。。特に大した意味はないんですが。(笑)でも、スタートアップ企業こそ、そういった一致団結感、俺らならできるという根拠のない自信は、必要不可欠やと思ってます。それ以外強みがないので。それすらもなければ絶対成功しないと思ってます。
創業から4年間くらいは朝から日付が変わるまで、みんなでがむしゃらに働いていました。無理やり働いていたという感覚ではなくて、未来の自分たちを信じながら、遊ぶように夢中で働いていたという感覚に近いですかね。みんながどう思っていたかはわからないですが。(笑)
地元の幼馴染から中学・高校・大学時代の仲間、新卒時代の同期などたくさんの仲間が私を信じてついてきてくれています。
今では350人を超える仲間が、私やCare Earthを信じて、自分の人生を預けてくれています。まだまだ仲間と一緒に登り続けていく使命もあります。
――今後の展望について教えてください。
創業7年目の今期は売上134億円を目標にみんなで走っています。5年後500億円、10年後2,000 億円という量的目標は立てています。
ただトップラインを伸ばすことだけが目的ではないんです。多くの外国人が日本に来て長く安心して暮らしていくためには、まだまだ多くの課題・問題があります。
それらの課題・問題を我々のサービスでクリアにし、Care Earth経済圏の構築を進めています。そして、その先の日本人と外国人が共生できる社会を創り上げるという社会課題の解決に努めていきます。
――最後に、20代の若者へメッセージをお願いします。
世の中の全てのヒト・モノ・コトは物語でできていると思ってます。
今の当社も、これまで関わってくださった多くのヒト、助けていただいた多くのヒトとの苦楽を共にした経験の積み重ねで出来上がっています。
その1人ひとりとの関係構築に至るまでの背景には多くの物語があります。
その物語の数が多ければ多いほど、人としての厚みが増し、できることが増え、収入が上がり、信頼してくださる人が増え、豊かな人生を選択できるようになると思います。
20代は経験と成長に自分の全てを投資するべきやと思います。
そうすると、多くの人との多くの物語ができ、また新しい自分が見えてくると思います。
Care Earthも、まだまだ物語を創造している途中です。その未来を一緒につくってくれる仲間と出会い共に汗を流し成長していきたいと思っています。
編集後記
今回のお話でもっとも印象に残ったのは、「世の中のすべては物語でできている」という言葉です。「外国人なんて必要ない」という逆風の中から、仲間との積み重ねで350人を超える組織へ成長された背景には、数えきれないほどの物語があるのだと感じました。20代は経験と成長に全てを投資すべきという言葉は、まさに今の私にも突き刺さるメッセージです。目先の効率や結果だけを追うのではなく、人との関係性を丁寧に積み重ねていくことの大切さを、あらためて学ばせていただきました。