インタビュー

ずっとサッカーだった私が、3年以内に「ウェビナー業界日本一」を取りに行く

株式会社CLOUD WIN 代表取締役CEO 小原陸
PROFILE
株式会社CLOUD WIN 代表取締役CEO
小原 陸

6歳からのサッカーと、経営者への憧れ

学生時代はサッカーをしてまして。6歳から大学の4年まで、ずっとサッカーをやっていた形です。経営者を志したきっかけも、サッカーをしていた頃の身近な環境にありました。

元をたどると、小学校のときに将来の夢として「経営者」って書いてるんですけど。少年サッカーのクラブの監督がアパレルなどの事業をしていたり、友達のお父さんが社長だったり、そういう環境が結構あって。なんとなく、漠然となんですけど、当時「社長ってちょっとかっこいいな」みたいなのがあったんです。

それで大学で経営学部に行ったんですけど、講義で実際に経営者の方々と会う機会も結構あったので、実際に話をしたり、講演を聞いたりするなかで、憧れを持つようになったって感じでした。

会社員2社を経て、仙台で起業

ITと広告、2社で積んだ営業経験

1社目を選んだのは、当時まだ生成AIももちろん出ていない時代で、ITバブルを経て、堀江貴文さんの著書でこれから生き残る業界とかについても触れていたので、「その業界に入っておけば間違いないだろうな」っていうので選択したような形です。入社したのは、医療業界向けのITサービスを導入するIT企業でした。

1社目では広告メディアの掲載枠、ITツール、アプリを売っていたので、多少なりの知見はあって。それで2社目は経験が活き、かつ、色んな業界の支援ができる広告の業界に転職しました。

会社員時代は、1社目で新規営業のトップセールスになり、2社目でMVP、部長昇進をいただきました。そこに至るまでに努力したり、工夫したりするなかで、見えてくるものがあって。ビジネスマンとしてだけじゃなく、人間としても成長できる機会だったなと思っています。

友人と仙台で共同創業

独立して最初に創ったのは、今の会社とはまったく別の会社でして、高校時代の友人と共同創業をしました。地元が2人とも仙台で地元に貢献したかったので、地元に帰って起業したんですけど、広告業界を出た身から見ると、地元に根付いているけれど、まだ全国的に広まっていない地方の名産品が結構眠っているので、そういうものを全国に広めよう、というような活動をしていました。

CLOUD WINの2つの事業と強み

9割がB2CのSNS事業

今は2事業やっていまして、ひとつがSNSの領域なんですけど、顧客のだいたい9割くらいはBtoCの事業者さんになっています。インフルエンサーとSNSの広告運用というところの知見があるので、そのまわりの支援を行っております。

ウェビナーを一気通貫で支援

もうひとつの事業がウェビナーマーケティング、ウェビナーやセミナーです。こちらは逆で、9割がBtoBの企業様になります。企業さんのリード獲得をウェビナーやセミナーを通じて支援していて、企画から制作、運営、開催、リード提供というところまで一気通貫で伴走支援するBPO型のサービスと、テーマを決めて大きめのオンラインカンファレンスを主催運営して、スポンサードをいただいた企業様に登壇いただく形のサービスがあります。

ウェビナーの環境としては、Zoomなどの有料のウェビナー機能を使うんですけど、登壇者だけが画面に映って、講演資料を使って、参加している方々に講演形式で伝えるようなイメージです。

俯瞰できる強みと内製化

強みのひとつは、1人の担当者でアカウントの運用支援をしています、という会社よりも、複合的にマーケティング全体を俯瞰(ふかん)して支援できるところです。そこまで全部持っている会社さんって、そんなに多くないので。

あとは、クオリティを評価いただくのですが、価格が安いというところがありまして、社内で内製化できている分、実際に相場より安く導入できます。プロのカメラマンからデザイナーから、上流を担うPMだったり、分析をおこなうアナリストだったり、それぞれ分業制を取っていて、専門分野のプロなので質が高くなります。

ウェビナー業界日本一、その先へ

誰でもウェビナーができる世界

ウェビナーに関しては、明確に「業界日本一を取る」というところを目的に事業を行っておりまして、まだ市場自体が成長しきっていないけど、成長中のポテンシャルの高い市場ではあるので、もっと多くの方にご利用いただきたいです。現在ウェビナーAIシステムを作っているんですけど、誰でも簡単にウェビナーができる世界を作るための、無料でご利用いただけるシステムです。

支援が要らなくなる方がいい

SNSの方に関しては、競合とかも多いなかで、再現性があるアカウントの伸ばし方というのが弊社の中でできてきているので、今後は、企業さんが自社でも内製して回せるような仕組みを提供していけたらと思っています。そうなると我々の支援が必要なくなるんですけども、本来はそういう形の方がいいので、そういうところを徐々に進めているような形です。

時価総額1000億円を30代で

起業家としては、今のこの会社で、3年以内に「ウェビナー業界日本一」というところを取りに行きます。今はそこに注力して、様々な戦略を実行しているところです。その先で言うと、時価総額1,000億円企業を30代のうちに創りたいです。残りの10年で複数の会社を創って、ホールディングス化して、社員が各会社の代表をやっている。イメージで言うと、サイバーエージェントさんのような、プロパー社員が出世して子会社の代表を担う形を目指しています。

上場については、現時点でIPOを考えてはいないのですが、最終的にそこを目指す可能性はあると思います。

学生へ伝えたいこと

ナンバーワンに固執する

私で言うと、サラリーマンも個人事業も、経営者としても、全部通ってきているので、そのうえで一貫して思うのは、別に起業しなくても、就職するとかでもいいんですけど、どうせ仕事をするなら、見えてくる景色が変わるので、会社の中での成績で、「ナンバーワンに固執する」というところを目指すのが良いのではないかと、経験値から思っています。

心もお金も時間も豊かになる

実は1社目で新卒45名中、営業1位、2社目ではMVPと部長昇進をいただいているのですが、そこに至るまでに見えてくる部分だったり、努力とか工夫だったりが得られるので、ビジネスマンとしてだけじゃなくて、人間としても成長できる機会だったなと思っています。
せっかく仕事をするなら、そこを目指した方が豊かになる。心も、お金も、時間も、です。その方が、自分自身の人生はずっと幸せなものになると思います。

編集後記

取材で印象に残ったのは、終始穏やかな語り口なのに、「3年以内に業界日本一」「時価総額1000億円企業を30代のうちに」と、目標になると具体的な数字が出てくる姿でした。学生起業をかじっている自分には、「起業しなくてもいい。どうせ仕事をするならナンバーワンに固執する」という言葉が一番刺さりました。1社目で営業1位、2社目でMVP・部長昇進という実績に裏打ちされたアドバイスだからこその重みがあると思います。まずは自分が所属するコミュニティの中で一番を目指すところから始めてみようと思います。