バックパッカー旅で知った「自分で人生を作る」感覚
10万円で1か月、タイを旅した
学生時代、夏休みと冬休みにそれぞれ1か月間、バックパッカーとしてタイを旅していました。予算は1か月10万円。どこに泊まるか、何を食べるか、どこへ向かうか、すべて自分で決めながら生活していました。
スケジュールを自分で決める楽しさ
このとき感じたのが「自分でスケジュールを決めて生きていくことの楽しさ」でした。人に決められたとおりに動くのではなく、自分で選んで行動する。その積み重ねが、「人生は自分で作っていける」という実感につながっていったんです。
起業したくなかった過去、そして出会いが変えた価値観
父の背中を見て「自営業は大変そう」だと思っていた
正直に言うと、私はもともと起業したい人間ではありませんでした。父が大工で自営業をしていたので、子どものころから「自営業は大変そうだ」というイメージを持っていたんですよね。
先輩経営者との出会いで価値観が変わった
その考えが変わったきっかけは、先輩の経営者との出会いでした。楽しそうに仕事をしていて、経済的にはもう自由になれるはずなのに、それでも仕事を続けている。そういう価値観に触れて、起業に対する見方が変わっていきました。
NTT西日本時代、週末起業から始めた
新卒で入社したNTT西日本は、起業したりチャレンジしたりする人が少ない社風の企業でした。その中で、週末起業という形でイベント企画からはじめて、少しずつ起業への道を切り開いていきました。
30歳で会社を辞め、31歳で法人化
30歳で会社を辞め、31歳で法人化しました。設立当初から手がけていたのは美容院事業です。
ジャパン株式会社が手がける事業
軸は転職支援とSES
弊社の軸になっているのは、起業したい、または成長したいという社会人のコミュニティに向けたサービスです。具体的には、転職サービスとSES(システムエンジニアリングサービス)を提供しています。
美容院からセレクトショップまで
事業はそれだけにとどまりません。品川プリンスホテル内でオーガニックのセレクトショップを運営(別法人にて運営)しているほか、美容院やリラクゼーション事業も展開しています。
学生支援事業も人材事業から広がった
学生向けの就活支援事業は、人材事業を進めていく過程でご縁があってはじめたものです。学生時代から仕事について考えるきっかけを提供したいという思いから立ち上げました。チャレンジする学生や、先のことを考えて動く学生が増えてほしいと考えています。
目指すは年商30億円
会社としては、年商30億円を目指して事業を拡大していく予定です。個人としても人生をかけて起業家支援を行っていて、現在は28社の立ち上げに関わっています。
「自分の人生を自分で作れる人」を増やしたい
努力で人生は変えられる
自分の人生を自分で切り開けるという体感を得た経験から、努力で人生を変えられるという信念を持つようになりました。
100人、1000人規模で増やしたい
自分で人生を歩んでいる人、自分で人生を作っていける人を、100人、1000人という規模で増やしていきたい。それが今の目標です。
日本をもっと元気に
起業家支援と経営者育成を通じて、日本がもっと明るく元気になってほしいと願っています。海外に比べると、日本にはまだ元気が足りないと感じることも多いですね。挑戦したいという意欲を持つ人が増えることを期待しています。
社内ベンチャー制度でスタッフの挑戦を後押し
アイデアを事業に変えるアシスト
弊社では社内ベンチャー制度を導入していて、スタッフが提案したアイデアを事業化することを支援しています。弊社は、スタッフが自分のアイデアを形にするのをアシストする会社でもあるんです。
グルメ講座から生まれた実績
その制度から生まれたのが、グルメインフルエンサー育成講座やマーケティング講座です。今では60〜70名の受講生を抱えるまでになりました。グルメインフルエンサー育成講座からは数百万円の売上が立っていて、事業としてしっかり成立しています。受講生は、講座で得た知見を発信することで、グルメ案件を受注したりSNSのフォロワーを増やしたりして、独立に向けた基盤を築いています。
学生に伝えたいこと
リスクは取れるうちに取る
学生には、新しいことに挑戦し、取れるリスクは取ってほしいと伝えています。
体験を通じて学ぶ
時間に余裕があるなら、インターンや海外経験を通じて、日本の現状を世界的な視点から理解してみてほしいですね。缶詰になって勉強するよりも、体験を通じて学ぶことのほうが、学生時代に一番できることだと思っています。だからこそ、アルバイトだけに明け暮れるのは避けたほうがいいと考えています。(私は、4年間アルバイトに明け暮れ、留年しましたが。。。)
やりたいことは見つからなくていい
やりたいことが見つからない学生も多いと思いますが、無理に見つけなくてもよいんです。何かに打ち込んでいるうちに、それが面白くなっていくものだから。長期的にどうなりたいかを決めて、そのためにやるべきことに打ち込み、好きになる努力をすること。それが大切だと思います。
編集後記
今回のお話でいちばん印象に残ったのは、藤堂さんがもともと起業したい人ではなかったという点です。父の姿を見て「自営業は大変そう」と感じていたのに、先輩経営者との出会いで価値観が変わっていく過程に、自分自身の将来ともつながるものを感じました。「やりたいことは見つからなくてよい」という言葉にも、とても勇気づけられました。打ち込むことから好きになっていくという考え方を、私自身も大切にしていきたいです。